ペーパーフィギュア

Figure

私はこれまで森羅万象、いろいろなモチーフを紙で作って来ましたが、そんな中で建物や乗り物、機械などの分野はどうも性に合わない気がしてきました。これら人工物は、それを作る過程ですでに誰かが描いた「設計図」を持っています。そうした既知の造形を後追い、模倣することが、創造者として潔い行為とは思えなかったからです。そこで私は世の中に設計図の存在しない対象・人物や生物など有機的なフォルムをペーパークラフト化することに新たな喜びを見出しました。困難な仕事ゆえ制作には時間がかかりますが、ライフワークとして今後も続けていくつもりです。

     
 

 ノンジャンル

Non-genre
試験的な作品も含め、最初の頃はカテゴリー分けすることもなく作りたいものを作っていたので、そういった単品の作品をノンジャンルとしてまとめました。女性が多いのは、フォルムが曲線的で切れ目や折り目などのアラが目立ちやすく、ハードルがより高くなるからです。

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 ファインアートへの挑戦

Challenge to Fine artk
ペーパークラフト作品というのは、どうしても「紙で出来ているところがすごい」とか「細工が細かいのがすごい」とかいう技術的な評価は得られますが、純粋に「美術」として評価されることはありません。そんな世間のペーパークラフト観に一石を投じ、美術作品としても見られる水準を目指したのがこれらの作品です。色メガネ抜きで鑑賞してもらえるよう、単色で作りました。

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光の妖精たち

Fairies of light
カレル・チャペックの童話「犬と妖精の話」によると、人々が妖精を信じなくなった現代、妖精たちは映画の中にその活動の場を移したのだそうです。光だけで出来ていて人間が触ることができない妖精たちが今もスクリーンの中に生きています。そんな、往年の映画の中の妖精たちを立体として作ってみました。

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 ワイルドライフアート

Wildlife Art
人間とともに、魅力のあるフォルムを持っているのが動物の世界です。
私は今、日本ワイルドライフアート協会に所属し、展示会で年に3点のペースで新作を発表していますが、そこで公開された作品のほか、動物をモチーフとした作品を多数紹介します。

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