企画展1

Exhibition 1

依頼を受け、仕事として開く展示会です。どうしても恐竜、昆虫、動物など子供向けのテーマが多く、期間も夏休みに集中してしまいます。私としては大人を対象とした物や、違う季節の展示もやっていきたいのですが。

紙の恐竜ワンダーランド

1996年 福島市児童文化会館
前年の個展「紙設博物館」を見て気に入られたイベント業者によって翌年夏に開催された第一回目の企画展。生命の歴史のほか、昆虫標本シリーズも新たに追加して展示を充実させました。福島側も協力的で、地元テレビ局が取材に来たり新聞に取り上げられたりしました。

恐竜とあそぼう

1997年 日立市科学館

恐竜展の一角で、息抜きコーナー的なポジションで生命の歴史シリーズが展示されました。今後こういった、他のイベントとのコラボも多くなっていきます。

 日本海の人魚展

1997年 上越市立水族博物館
日本海の人魚展 小川未明の悲しい童話「赤いろうそくと人魚」の舞台となった北陸で、人魚にまつわるエトセトラ、たとえば目撃談の文献、人魚のミイラ、人魚に誤認される生物、絵本のいわさきちひろの原画など。その中の一つとして、ペーパークラフトで作った人魚のジオラマを展示しました。

紙の恐竜ワンダーランド

1998年 太田市ぐんまこどもの国科学館
福島県での展示物に新作を加え、さらに広い会場での展示となりました。あまり広いので、展示の前半には段ボール作家の巨大恐竜遊具を展示してスペースを埋めています。こういう段ボール作品とのコラボもしばしばあります。

 巨大生物大集合

1998年 横須賀市TSギャラリー
同じ年の夏に、恐竜の展示をしてくれという依頼が重複し、もう1シリーズ新たに制作することになりました。しかし全く同じものを作るのも芸がないので、こちらは巨大な生物に特化したラインナップにしました。展示では、同縮尺の家や車も作って並べ、比較できるようにしました。

 和田洋一ペーパークラフトの世界

1998年 東名高速道足柄サービスエリア
サービスエリアの二階通路にジグザグの壁面を立て、そこに半立体や小品を飾ったり小ケースに入れたりして展示しました。こうした場合はこけおどしの大作よりも緻密な小品の方が使い勝手が良いことがわかり、ミニチュア制作に移行するきっかけにもなりました。

 紙でできた生き物展

1999年 盛岡市こども科学館
福島、群馬でやってきた「紙の恐竜ワンダーランド」の内容をそのまま流用しています。ここでも、別の作家が作った段ボールの巨大恐竜模型を同時展示しました。

 紙設博物館

1999年 品川区武蔵小山商店街
武蔵小山商店街は、全国的に有名なアーケード商店街です。その街の夏祭りのイベントの一環として企画されました。95年に開催した個展と同じタイトルで、巨大生物シリーズと昆虫標本を展示しました。

 紙の不思議ワンダーランド

2000年 姫路市科学館
紙のふしぎワンダーランド 紙の製法から紙の種類まで、紙に関する諸情報の展示。その半分以上のスペースでいろいろな作家のペーパークラフト作品を展示しました。私の作品はその中の一部で、この時は展示作業に参加できなかったため小品や組みやすい作品を選んで貸し出しました。

ペーパーリアリズム展

2000年 札幌市札幌Loft
ペーパーリアリズムのミニチュアをメインに、小品やキットの完成見本などを展示しました。これも私は展示に立ち会っていません。

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